もつなべ。
この寒空にはぴったりのイベントであります。
冷えた心とともに家に帰ってきて、暖房をかけるのです。そしてその効果が倍増するように加湿器もつけるのです。
そこまでしたところで、ご飯がないことに気がついたわけです。
なので炊飯器を動かして皿洗いをしていると、停電が起こったのでありました。
唯一の救いは蛇口からあたたかみが溢れで続けていたことであります。
そのあたたかみに励まされ、震える手つきでスイッチをあげると
光と、そして春のようなぬくもりにつつまれたのでありました。
こうして光の加護を受けたワタシは、末長く幸せに暮らすことを夢見たのであります。