地酒はトラウマなのでなし。 角館には武家屋敷があるのです。 侍じゃぱんである拙者としてはいてもたってもおられなくなった次第にてござる。
ぞうりにて歩を進めんばたちどころに命おしまいになる時代にて候。
あな恐ろしきは白きもののけであること、これ相違なきか。
やうやう車へ逃げ帰り、いとおかしき温風にて暖をとりなすも、心に残るはただ静かなる屋敷のことなり。 今宵も月のきれいなことよ。